浅田真央がGP第4戦フランス杯で自己最低の9位に終わりました。
もしかしたら引退!?と思う人もいるでしょう。
でも私は引退しないと思います。
彼女はそんな中途半端な選手ではありません。
ここで引退するならソチ五輪の後でとっくに引退していたはずです。
オリンピックの後の方が精神的ショックは大きいでしょう。
そうであればGPシリーズとは比較になりません。
しかしここで怖いのは迷いです。
迷ったまま続けても結果は出ませんし、平昌五輪を迎えても厳しい可能性が高いです。
浅田真央は14歳の時がピークだった?
中学生で彗星のごとく世界デビューした浅田真央の記憶は多くの人に残っていると思います。
年齢の関係で直近のオリンピックに出れなかったことは残念でした。
そして今になって多くの人が思っていることだと思いますが、14歳の時が選手としてピークだったのでは?ということです。
今の浅田真央はジャンプが重々しいと思ってみている人も多いのではないでしょうか?
確かにその頃は体がまだ子供の体形だったために、体重も軽く、ジャンプをする時も軽々と跳んでいました。
筋力やスピードが体重を上回っていたということです。
演技は少し幼稚っぽく見えるかも知れませんが、ジャンプが見ていて軽々しいです。
どうかすればヘリコプターのように飛んでいきそうな感じがします。(笑)
それにテレビインタビューを見ていても、一切迷いも無く怖いもの無しのような表情でした。
でも、15歳以下の年齢の時は他の選手も同様です。
今では本田真凛なんかがそうですね。
だからその時の浅田真央と今の浅田真央を比較するのは筋違いです。
しかも浅田真央は14歳がピークではありません。
その後、体が成長するとともに体重も増えてますが、成績はしっかりと出しています。
体のバランスも良いです。
バンクーバー五輪を迎えた時でも成長を続けています。
実際、ジュニア時代に名を馳せても、シニア以降も成長を続ける選手は滅多にいません。
そういう意味では浅田真央はシニア以降も努力を重ね、成長を続けている選手です。
それにキム・ヨナにはオリンピックで負けても、世界選手権では勝っていますしね。
ソチ五輪までは間違いなく浅田真央は成長し続けていました
ソチ五輪の敗因は技術や体力ではなく、メンタルでしょう。
年を取るほど経験を重ねる程、いろいろ深く考え込んでしまいます。
ベテランスポーツ選手がよく陥る心理ではないかと推測します。
そこから来る迷いが14歳の時と違います。
体格や体重ではありません。
そんな事は本人も十分分かっていることですし、体の調整ができなければ試合に出る資格はありません。
野球選手とは違うので、体重増加が致命的ということはいうまでもありません。
平昌五輪で金メダルを取るために必要なのはメンタルの成長です。
技術や体力が世界レベルに到達したら、その後はどのスポーツもメンタルが重要です。
今シーズンは始まったばかりですが、昨日の試合からは成長が見られません。
これからも成長できるかどうかは、迷いを払拭するメンタルの成長です。
メンタルが成長すれば、14歳の時の純粋な気持ちになれるのではないかと。
そしたら浅田真央の金メダルの可能性は十分にあります。