2016年12月4日(日)の12時10分に、第70回福岡国際マラソンがスタートします。
このマラソン大会は2017年ロンドン世界陸上の選考レース3つのうちの1つとなっています。
尚、ロンドン世界陸上選考の内定条件は以下の通りです。
- 福岡国際マラソン
- 東京マラソン
- びわ湖毎日マラソン
上記3つの選考レースで日本人1位になる。
または、
派遣設定記録である2時間07分00秒以内で走る。
ただし以前、日本マラソン界の低迷を記載したので、良い結果(タイム)を出すのは厳しいことが予測されます。
内定条件として日本人1位は結果的には誰かになりますが、
せめて日本人選手が全体の3位以内には入ってほしいと思っています。
しかし可能性はどうでしょうか?
川内優輝ら日本での国内招待選手
名前 | 年齢 | 所属 | 自己ベスト |
川内優輝 | 29 | 埼玉県庁 | 2時間08分14秒(2013年ソウル国際) |
ガンドゥ・ベンジャミン | 25 | モンテローザ | 2時間09分18秒(2015年東京) |
メラク・アベラ | 22 | 黒崎播磨 | 2時間09分27秒(2016年別府大分毎日) |
ヤレド・アスメロン | 36 | SEISA | 2時間07分27秒(2011年チュンチョン) |
足立知弥 | 30 | 旭化成 | 2時間09分59秒(2014年福岡国際) |
高田千春 | 35 | JR東日本 | 2時間10分03秒(2014年福岡国際) |
大塚良軌 | 29 | 愛知製鋼 | 2時間11分40秒(2014年福岡国際) |
前田和浩 | 35 | 九電工 | 2時間08分00秒(2013年東京) |
ポール・クイラ | 26 | コニカミノルタ | 59分47秒(2015香川丸亀国際ハーフ) |
この中で一番タイムが良いのが川内優輝ですが、彼はふくらはぎの怪我をしてまだ回復が完璧でないため厳しいです。
福岡国際マラソンで3位以内に入るのは無理でしょう。
本人も次の東京マラソンへの参加の方が有り難いと語っていました。
結果的には福岡国際マラソンに出場となりましたが、満身創痍(まんしんそうい)でのレースになります。
そしてタイムを見ても、他の日本人招待選手で2時間7分を切れそうな選手はいません。
一般参加で注目される日本人選手
名前 | 年齢 | 所属 | 自己ベスト |
高橋憲昭 | 34 | DeNA | 2時間12分00秒 |
山岸宏貴 | 25 | GMO | 2時間12分27秒 |
黒木文太 | 31 | 安川電機 | 2時間10分08秒 |
石田亮 | 28 | 自衛隊体育学校 | 2時間13分52秒) |
パッと見てもタイム的に難しいです。
期待が持てません。
山岸宏貴の若さぐらいしか材料がありません。
これが日本男子マラソン界の現状です。
海外の招待選手
名前 | 年齢 | 国籍 | 自己ベスト |
パトリック・マカウ | 31 | ケニア | 2時間03分38秒(2011年ベルリン) |
ジェームズ・クワンバイ | 33 | ケニア | 2時間04分27秒(2009年ロッテルダム) |
イエマネ・ツェガエ | 31 | エチオピア | 2時間04分48秒(2012年ロッテルダム) |
ヘンリク・ゾスト | 34 | ポーランド | 2時間07分39秒(2012年びわ湖毎日) |
アマヌエル・メセル | 25 | エリトリア | 2時間08分17秒(2013年バレンシア) |
カットバート・ニャサンゴ | 34 | ジンバブエ | 2時間09分52秒(2014年プラハ) |
パウロ・パウラ | 37 | ブラジル | 2時間10分23秒(2012年パドバ) |
リード・クールセット | 37 | カナダ | 2時間10分28秒(2015年ベルリン) |
パトリック・マカウは2014、2015年の福岡国際マラソンの優勝者です。
- 2014年 2時間8分22秒
- 2015年 2時間8分18秒
また自己ベスト2時間03分38秒は当時の世界記録です。
少しピークを過ぎた感があるとはいえ、パトリック・マカウを筆頭に世界トップレベルの選手が参加します。
この中で日本人が3位以内に入るのは至難ではあります。
日本人選手の予想順位は?タイムは?

3位以内どころか5位以内も厳しいです。
優勝タイムは過去のタイムから見ても2時間8分台と予想されます。
日本人選手で自己ベストで2時間8分台を出しているのが、川内優希(29)と前田和浩(35)の2人だけです。
川内優希は怪我のため可能性は絶望的、前田和浩は2013年をピークにタイムは急激な下り坂となっていて期待がもてません。
そうなると日本人選手では誰がトップの可能性があるのか?
私は足立知弥が日本人トップ、順位は6位、タイムは2時間10分台で来ると予測します。
その理由は、
- マラソン選手としてピークの年齢である
- 自己ベストは2014年の福岡国際マラソンで2時間09分59秒を記録
だからです。
あまり注目度が高くありませんが、足立知弥は日本人トップは十分有り得ます。
福岡国際マラソンで自己ベストを出した経験と自信があります。
2016年12月4日の福岡市の天気予想は、曇り気温は最高18度、降水確率は40%です。
コンディションはマラソンをするには最高でしょう。
そこで足立知弥がいつも以上の力が出れば・・・
もしかしたら、3位以内になる可能性も十分有ります。
期待して見ます。