現在は休養中の福原愛(28歳)
リオオリンピック団体銅メダルを獲得後、9月に台湾代表の江宏傑(27歳)と結婚した福原愛。
現在は夫の練習拠点でもあるドイツを中心に生活しています。
そして2017年世界選手権(ドイツ)の代表選考会を兼ねている、来年1月の全日本選手権の欠場を決めています。
今ままで卓球でずっと頑張ってきて、そして結婚もしたので少し休養したいのは当然です。
少し休ませるべきです。
成績もロンドンオリンピック団体銀メダル、そして今回の銅メダルを獲得してきたので十分です。
福原愛にはいろいろな意味でリフレッシュが必要です。
でも、若手が台頭してきた・・・
福原愛も既に28歳。
泣き虫愛ちゃんと言われていた頃の、子供時代をテレビで見ていた人も多いと思います。
福原愛をテレビで見ると、なぜだか年が経つのが早いと感じてしまいます。
それほど子供の頃のイメージが強いのです。
でもそんな彼女も結婚しました。
確実に年は経っているのです。
実際に最近、オリンピックや国際大会での活躍が目に付くのは、若手選手だと感じている人は多いはずです。
- 石川佳純(23歳)
- 平野美宇(16歳)
- 伊藤美誠(16歳)
実際、彼女達は結果を出しています。
申し訳ないが、リオオリンピックの銅メダルは石川佳純と伊藤美誠が活躍したから獲れたことは間違いありません。
そして平野美宇と伊藤美誠はまだ10代です。
2人は東京オリンピック(2020)の時は、20歳です。
福原愛は32歳となります。
この年齢の差は、これから体力差、技術差として確実に表れます。
私はリオオリンピックの3位決定戦を見ていて思いました。
「勝つために選手一丸となることは素晴らしい。」
「それが銅メダル獲得の原動力になったことは間違いない。」
「福原愛の姿に日本中が感動したのもわかる。その場面の視聴率も良かったようだ。」
でも・・・
「福原愛は明らかにレベルがダウンしている。」
本人もわかっているはずです。
福原愛はまだ世界ランク上位の実力がありますが、東京オリンピック日本代表ということではこのままでは厳しいのは間違いありません。
東京オリンピック日本代表の可能性は?

ずばりありません!
なぜなら日本の卓球レベルが上がってきているからです。
若手3人の実力は、これから4年経てば更にアップすることは間違いありません。
逆に福原愛の実力が、今以上になる可能性はかなり低いです。
それは2015年(当時世界ランク4位)を境にレベルダウンしているからです。
リオオリンピックではそれが顕著に出てしまい、結果的に団体の個人戦では勝つことが出来ませんでした。
一度落ち始めたレベルを上げるのは年齢とは正反対のことになるので、かなり厳しいです。
また他の若手3人がレベルアップを加速させてくるので、体力と技術の差を埋めることは難しいです。
それに福原愛を2020年の東京オリンピック日本代表にするようでは、日本の卓球レベルは中国と比べてまだまだ大きな差があるということです。
福原愛もそれはわかっていることだと思います。
福原愛は今の日本卓球を世界レベルに引き上げた一番の功労者
福原愛がいなければ、今の日本卓球の世界的な活躍はありません。
世間の注目を集め、実力を付けて試合で勝っていく姿は、底辺拡大に繋がりました。
それが世界レベルで活躍する、今の若手3人(石川佳純、平野美宇、伊藤美誠)の台頭を生んでいます。
また男子卓球のレベルアップにも間違いなく貢献しています。
福原愛は選手としては残念ながらピークを過ぎました。
選手としては日本代表はもう無理でしょう。
でも、日本卓球にはこれからも福原愛は絶対必要です。
なぜなら福原愛の存在が選手の後押しをするからです。
リオオリンピックの銅メダルが実際そうです。
特に伊藤美誠が最後に勝ったのは、福原愛の後ろ盾があったからでしょう。
試合を見ててそんな感じがします。
だから感動するのです。
日本代表選手の能力を最大限に発揮する存在の福原愛。
彼女には2020年東京オリンピックでは特別な存在として、日本代表選手と共に参加して欲しいです。