何故、WBC侍ジャパンに期待できないマインドがあるのか?

昨日からWBC日本代表の強化試合が始まりました。

初戦のメキシコ相手に、

日本 3 - 7 メキシコ

で日本が負けました。

正直、大して強くも無い相手に負けてガッカリです。

この試合を見ていて思いました。

「何か、WBCで世界一になれそうな思いがしない。」

勿論、優勝して欲しいと私は思っています。

でもなぜそう感じたのか、

それは、

  • 選抜選手に世界一になるという強い思いが見えない
  • 小久保監督の方向性が見えない

だからです。

この2つが私達の期待感を薄くしています。

まず1つ目・・・

選抜選手に世界一になるという強い思いが見えない

ですが、

昨日の試合に限らず、去年辺りからそう感じてました。

呼ばれたから出ている、としか見えません。

実際、負けても給料は減りません。

それはWBC本番でもです。

前回大会は優勝できませんでしたが、選手達の評価には直結していません。

選手の本業はレギュラーシーズンでの優勝。

だから気合が入らないのかもしれません。

アメリカチームも最初からそんな感じでしたよね。

メジャーリーグの現役は数人で、マイナーリーグの選手の方が大半でした。

実際、メジャーリーグはレギュラーシーズンとの細かい調整が出来なくて、参加出来なかったという経緯があります。

それでも見ているファンは、やっぱりガッカリします。

でも日本チームは最強布陣なので、2006年と2009年のWBC大会は盛り上がりました。

特に韓国との対決は様々なドラマがあったので、余計に盛り上げる要因にもなりました。

実際、視聴率も大変良かったです。

2006年WBC第1回大会決勝戦視聴率(ウィキペディアより

地区平均
視聴率
瞬間最高
視聴率
関東43.4%56.0%
関西40.3%52.8%
名古屋35.6%46.8%
札幌49.2%60.6%
北部九州42.9%58.3%
新潟43.4%58.3%
仙台41.0%55.1%
福島42.2%54.8%
静岡36.1%50.5%
岡山・香川36.7%49.5%
広島34.1%48.2%

2009年WBC第2回大会決勝戦視聴率(ウィキペディアより

地区平均
視聴率
瞬間最高
視聴率
関東36.4%45.6%
関西36.5%44.5%
名古屋34.4%43.6%
札幌45.0%52.3%
北部九州40.6% 

サッカーのワールドカップ並みです。

これは普段、野球みない人も見るからです。

つまり日本を応援しているからです。

でも、今の侍ジャパンには私達を盛り上がらせる要素がありません。

なぜなのか、それは・・・

チームを引っ張るキャプテンがいないからです!

今のチームと優勝した時の、チームの違いを見ればはっきりわかります。

優勝したときは、「イチロー」がいたのです!

彼の強い気持ちがチームを一丸としていました。

それが私達に期待感を持たせ、選手と共に導いて行ったのです。

一生懸命応援したことを覚えている方も多いと思います。

この優勝するという強い気持ちを持ったキャプテンがいないとWBCでの優勝は難しいと思います。

技術云々ではないです。

技術は日本が世界一です。

でもそれだけでは勝てません。

事実、前回大会は負けてます。

昨日も負けてます。

気持ち(マインド)が非常に大切なのです。

昨日の試合を見て、能力のある選手達がただ揃っただけにしか見えません。

今のキャプテンは楽天の嶋です。

彼も十分にわかっていると思います。

選手達を1つに束ねるのがキャプテンの一番の仕事です。

その仕事に金銭的な評価はありません。

自分自身のプライドを持つのが役目です。

2つ目は・・・

小久保監督の方向性が見えない

小久保監督は監督しての資質、能力は十分あります。

そう思っている人は多いでしょう。

彼の姿勢、熱心なところはテレビを見るだけでも伝わります。

現役時代から野球に対する真面目さ、人を束ねる、後輩の面倒を見るなど、広い視野を持っています。

だから日本代表監督に選ばれたと思います。

しかし、そんな小久保監督ですが試合での采配を見ると私には、

難しく考えすぎではないか?

と見えます。

急造チームだからいろいろ試しているのだと思います。

そして最適なチームオーダーや戦術を検証しているように見えます。

私達の仕事でもそれは大事ですから・・・

でもWBCのような短期間勝負の場合、勝敗要素はやはりマインド(気持ち)が一番重要です。

それが良いリズム(流れ)を生んで、勝つ方向に向かわせます。

気持ちや流れと言ったら感覚的なことなので、不確実と思われるかもしれません。

でも日本人選手の技術などの能力は大リーグ選手以上で世界一です。

パワーは適わないかもしれませんが、個々人の総合能力では間違いなく世界一です。

そして彼らはプロです。

細かい戦術はあえていらないのでは?と私は思います。

プロの彼らに自分の持っている力を出してもらえれば、基本は問題ないと思います。

私は、

采配は単純明快が良いと思います。

レギュラーシーズンのような複雑な采配は入りません。

ピッチャーの調子が悪いなら、すぐ交代とか、野手が打てないのであれば、すぐ交代とか。

そちらの方がわかりやすいですし、結果もそのままストレートに出るのではないかと思います。

もう少し様子を見るとかはいらないと思います。

試合の流れが悪くなった時、膠着状態が続いた時の選手交代などは勝敗の分かれ目です。

なぜならその采配によって、試合の流れが一気に良い方向か悪い方向かに傾くからです。

一発勝負はそこがポイントです。

このような時、難しい考えが逆に迷いを生じさせます。

そしてタイミングを間違えると悪い方向に行きます。

これは実際によくあることです。

そうならないようにWBCに限っては、采配は単純明快にしてはどうでしょうか。

そちらの方が自分自身のマインド(気持ち)を高めやすいと思います。

そしてそれは私達にもわかりやすく伝わります。

まとめ

キャプテンの嶋には選手に文句を言わせないぐらいの圧倒的存在感、小久保監督にはベンチでどっしり構えて采配をお願いしたいです。

いずれにしても前回優勝できなかったので、今回は必ず優勝してほしいです。

テレビの前で私達に文句を言わせるような試合をしてほしくない。

一生懸命応援したいのです。

期待しています。

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