2016年のプロ野球セ・リーグMVPに輝いた新井貴浩(39歳)。
文句なしの活躍でした。
しかも最年長受賞です。
そして2000安打、300本塁打、リーグ優勝、リーグMVPを同時に達成した初めての選手です。
結果論ですが、阪神タイガースから広島東洋カープに移籍して大正解です。
もし阪神タイガースに残留していたら優勝は当然、MVPほどの活躍もしていなかったでしょう。
何故、新井貴浩は2016年にMVPを取る程の活躍ができたのか?

広島東洋カープに移籍したのが一番の理由ですが、具体的には広島東洋カープの中心選手となったからです。
新井貴浩がチームの大黒柱となったからです。
新井貴浩は基本的にイジラレキャラで、先輩や仲間から遊ばれるような存在です。
【参考サイト】
阪神時代の新井貴浩は甘えていた
実際、FAで阪神タイガースに移籍したのも尊敬する金本知憲といっしょに野球がしたいという思いから、阪神タイガースを選択しています。
要は誰かについて行きたいという姿勢で、俺についてこいというタイプではないのです。
誰かに頼る・・・
でもこれは言い換えれば、甘えているということです。
他力本願なのです。
腰痛も理由の1つですが、積極性が無いから成績もパッとしない。
阪神タイガース在籍時はそうでした。
広島では自身が頼られる存在に
しかし、広島東洋カープに移籍してからは、黒田博樹という先輩はいても金本知憲のように頼る先輩はいない。
自分をイジル選手もいない。
そして基本的に広島東洋カープは若い選手が多い。
打者で言えば自分が最年長。
若い選手は自分と黒田博樹を尊敬の目で接してくる。
この自然な環境が新井貴浩に「やる気」を出したのです。
新井貴浩は2016年活躍しましたが、打率と本塁打は特段良い成績は出していません。
打率3割、本塁打19本です。
でもチャンスで良く打っているイメージがあると思います。
それが打点で101打点(セ・リーグ3位)です。
でもその数値以上に活躍したこと、
それは、
チームの大黒柱になったということです。
39歳のベテランになれば技術云々ではありません。
気力が一番重要で、広島東洋カープの今のチーム構成が、新井貴浩の能力を最大限に引き出した。
だからMVPを取る程、活躍したのです。
新井貴浩がこれからも活躍するために絶対必要な1つの事

広島東洋カープの若い選手の前で、絶対に弱気を見せない事。
これが一番必要です。
新井貴浩の1つ1つのプレーが、若い選手達の手本となります。
それがチームの原動力になります。
自分自身が中心選手、若手に頼られる存在である。
この自覚をなくしてはいけません。
2017年から黒田博樹は引退したので、もうチームにはいません。
新井貴浩しかいないのです。
その強い思いを持って2017年ぺナントレースを戦えば、自然と広島東洋カープが上位にいることは間違いありません。
新井が活躍すれば、他の選手も活躍する。
それが出来れば2年連続セ・リーグ優勝の可能性は格段に高まります。