なぜ日本人は英語に苦手意識がある?

日本人は英語に対してなぜ苦手意識があるのでしょう?
楽天リサーチでも下記のように調査結果が出ています。
◇自身は英語を得意と感じているか(n=1,000) 単位:%
※出展元:楽天リサーチ
男女および年代別でもほぼ同じ結果ということです。
でもこの結果は当然といえば当然だと思います。
なぜ苦手意識があるのか簡単に考えてみましょう。
普段、皆さんは英語を使って仕事や生活していますか?ほとんどの方は使ってないと思います。
当たり前ですが日本では別に英語を使わなくても生活や仕事に困りません。
だから覚える必要がありません。
苦手意識があるかどうか、ということは勉強しなければならないから、有る無しの意識が出るのです。
考えてみて下さい。日本人に日本語の苦手意識があるかと聞くのはおかしいですよね。(※受験問題などの国語や日本語は別)
アメリカ人に英語の苦手意識があるかと聞くのも同様だと思います。
勉強しなければいけないカテゴリーに苦手意識が出るのは普通のことです。
では中国人や台湾人などはどうでしょう。
最近は日本への観光する人が多いので普段から目にする方もいると思います。
コンビ二とかでもレジで並んでたりします。
その際、結構英語で話す人が多いのに気づきませんか?
実は中国人や台湾人は子どもの時の教科書は、英語で記載しているものを使って勉強している人が多いのです。
また生活や仕事をする上でも英語を必要とする場面が非常に多いのです。その為必然的に英語を話す環境があるので英会話が出来る人が普通にいます。
子どもの頃から無意識に英語を使っていて、わざわざ勉強している訳ではないので苦手意識とかは出てきません。
英語に対する意識はここが日本人と違うところだと思います。
「英語が得意(得意、とても得意)」と感じるのは、TOEIC700点以上から
同じ楽天リサーチで下記のように調査結果が出ています。
※出展元:楽天リサーチ
普段英語を使うシーンがないので、自分の得意度(自信度?)を図るにはTOEICが最適だと思います。
さすがに700点以上出すと自信が付くのだと思われます。
しかし、だからと言って英会話がこれで出来るのとは大違いだと思います。
やはり普段何気ない話(リスニング、リーディング)をするには、日頃の実践英会話が一番効果を発揮するものです。
最低限、理論的(文法など)を押さえたら、後は実践あるのみ!
それに慣れたら苦手意識は当然なくなります。
皆さん、そう思いませんか?