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トリプルスリーのヤクルト山田哲人は今のままでは三冠王は無理!?

2016/11/29

2年連続トリプルスリーの山田哲人

 

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素晴らしい成績です。

 

久々にセントラル・リーグで、はっきり成績を出したスターが出てきました。

しかも24才なのでこれから更なる活躍は見込まれます。

 

そうすると

「三冠王も来年当たりには取れるのでは?」

という声も聞こえてきます。

実際、今年も前半までは可能性は十分ありました。

 

後半は怪我もあって途中欠場で失速しましたが、それでも3割、30本、30盗塁は見事です。

そして打点も102打点なので成績は文句なしです。

 

 

トリプルスリーと三冠王はそもそも別物

そもそもトリプルスリーを取ったからと言って、三冠王も行けるかといったらそれは別の話になります。

 

まずは、下記のデータを見て下さい。

トリプルスリー達成者一覧【10人・11回】

選手名 球団 年度 打率 本塁打 盗塁
別当 薫 毎 日 1950(パ) .335 43 34
岩本 義行 松 竹 1950(セ) .319 39 34
中西 太 西 鉄 1953(パ) .314 36 36
簑田 浩二 阪 急 1983(パ) .312 32 35
秋山 幸二 西 武 1989(パ) .301 31 31
野村 謙二郎 広 島 1995(セ) .315 32 30
金本 知憲 広 島 2000(セ) .315 30 30
松井 稼頭央 西 武 2002(パ) .332 36 33
山田 哲人 ヤクルト 2015(セ) .329 38 34
柳田 悠岐 ソフトB 2015(パ) .363 34 32
山田 哲人 ヤクルト 2016(セ) .304 38 30

三冠王達成者一覧【7人・11回】

選手名 球団 年度 打率 本塁打 打点
中島 治康 巨 人 1938 秋 .361 10 38
野村 克也 南 海 1965 (パ) .320 42 110
王 貞治 巨 人 1973 (セ) .355 51 114
王 貞治 巨 人 1974 (セ) .332 49 107
落合 博満 ロッテ 1982 (パ) .325 32 99
落合 博満 ロッテ 1985 (パ) .367 52 146
落合 博満 ロッテ 1986 (パ) .360 50 116
ブーマー 阪 急 1984 (パ) .355 37 130
バ ー ス 阪 神 1985 (セ) .350 54 134
バ ー ス 阪 神 1986 (セ) .389 47 109
松中 信彦 ダイエー 2004 (パ) .358 44 120

 

 

トリプルスリーと三冠王を獲得した選手を比較するとその違いがわかります。

簡単に言えば三冠王は長距離打者(ホームランバッター)、トリプルスリーは中距離打者です。

 

明らかに選手のタイプが違います。

長距離打者は足があまり早い人がいません。

従って盗塁数は少ない傾向にあります。

そのため三冠王を取った長距離打者に、トリプルスリーを経験した選手はいません。

 

中距離打者は基本的に足の速い人が多いです。

従って本塁打が増えれば、トリプルスリー達成の可能性が高くなります。

 

ここで大きな違いが出やすいのが打点です。

 

長距離打者の打順は4番が多いため、塁上にランナーがいる可能性が高くなり打点を稼ぐのに有利となります。

一方、中距離打者は1番から3番が多いため、打点を稼ぐのは長距離打者に比べて不利になります。

 

ここで先ほどのトリプルスリー達成選手の一覧に打点を加えてみました。

選手名 球団 年度 打率 本塁打 盗塁 打点
別当 薫 毎 日 1950(パ) .335 43 34 105
岩本 義行 松 竹 1950(セ) .319 39 34 127
中西 太 西 鉄 1953(パ) .314 36 36 86
簑田 浩二 阪 急 1983(パ) .312 32 35 92
秋山 幸二 西 武 1989(パ) .301 31 31 99
野村 謙二郎 広 島 1995(セ) .315 32 30 75
金本 知憲 広 島 2000(セ) .315 30 30 90
松井 稼頭央 西 武 2002(パ) .332 36 33 87
山田 哲人 ヤクルト 2015(セ) .329 38 34 100
柳田 悠岐 ソフトB 2015(パ) .363 34 32 99
山田 哲人 ヤクルト 2016(セ) .304 38 30 102

長距離打者に比べて打点が低いのがわかります。

 

平均を計算してみると、

  • 三冠王     111.18打点
  • トリプルスリー  96.54打点

です。

 

しかし、ここで注目なのが山田哲人の打点です。

山田哲人は2回とも100打点をクリアしています。

三冠王の平均打点には10点程足りませんが、100打点を超える力は十分にあるということです。

 

残念なことに2016年は143試合中、10試合怪我で欠場しています。

もし欠場がなければ、10打点の積み上げは十分可能だったはずです。

 

山田哲人が三冠王&トリプルスリーを達成するために必要なこと

 

山田哲人はトリプルスリーを達成しただけでなく、打点が今までの達成者と比較して1歩抜き出ています。

これは彼がチャンスに強いことを証明しています。

 

ということはトリプルスリー達成と同時に三冠王も達成という、日本プロ野球史上誰も成し得なかった偉業を達成する可能性が高いということです。

それは2015年と2016年の成績を見れば現実的なことがわかります。

年度 試合 打席 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 打率 盗塁 四球 死球 出塁率 長打率 OPS
2015 143 646 557 183 39 2 38 100 .329 34 81 5 .416 .610 1.027
2016 133 590 481 146 26 3 38 102 .304 30 97 8 .425 .607 1.032

太字はリーグ最高

2015年はもう少しで、打撃部門総なめというところです。

トリプルスリー&三冠王達成は本当に夢でもなんでもありません。

 

そしてそのために必要なこと、それは・・・

 

山田哲人はどんなことがあっても3番に固定する

ことです。

 

今までもほとんど3番ですが、シーズン通して固定はされていません。

山田哲人が攻撃能力を一番発揮できる打順が3番です。

この固定化が出来れば、早々に三冠王の確率は高まります。

 

三冠王の達成は山田哲人の場合、

=(イコール)

トリプルスリー達成です。

 

是非、この目でみたいものです。

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